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7.口呼吸と全身の関係について  

健康は健口から


 

7.口呼吸と全身との関係について

結論から言えば、口呼吸は全身状態悪化の原因となっています。大袈裟に言えば万病の元です。基本的に口は飲食をする場所、鼻は息をする場所です。

 

?     鼻の役割(鼻呼吸の意義)

・ 空気を清潔にして肺に送る

空気中は多数の細菌・ウイルス・有害物質がおりますが、これらを鼻・副鼻腔の粘膜とリンパ節(扁桃など)が除去しています。

・ 空気を加湿し一定の温度に保つ

・ 味覚は大脳皮質とつながっている

よい香りは大脳皮質を刺激し、脳の機能を高め、かつ免疫力を強化します。

・ 大脳を冷却する

大脳は大量の熱を発生しますが、逆に高温に弱い。鼻呼吸をすることにより、海綿静脈洞を介して頚動脈を冷却し、脳を冷却します。

 

?     では口呼吸をすると

上述の事ができなくなります。すなわち、乾燥した不適当な湿度で、かつ細菌の多い空気を吸い込む事により肺炎になりやすくなります。また、大脳への嗅刺激が少なくなる事により、大脳の機能が低下します。そればかりでなく、扁桃などのリンパをいためる事により免疫システムを低下させます。唾液のPHが変わり唾液の抗菌作用が低下し虫歯や歯周病になりやすくなります。そのうえ、舌の位置が悪くなり上顎骨の発育が悪くなり、うけ口や、乱ぐい歯になりやすくなります。子供の健康の為、重要な事は鼻呼吸を確立する事です。